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karing管理日誌 2013~2022

2022年 3月31日 木曜日 当サイトのOSが新しくなりました!

当サイトのOSを刷新しました。新OSはGentoo Linux (kernel-5.15.26)です。2月の終わり頃から試験運用していましたが、年度末でもありますし、ここで公式発表といたします。詳細については以下をご参照下さい。
rita.karing.jpに関する技術情報 486機でGentoo (kernel-5.15.26)

この486機で20年、4回分のインストール記が並んでいるのを見ると我ながら圧巻です。


2022年 3月 2日 水曜日 青歯もゆるこのみちのく その二

昨年夏、WifiのAPが壊れました。Wifiは事実上スマホ(11n)専用だったのでとくに考えもなく、BUFFALOのWSR-1166DHPL2とかいうごくフツウのやつを買ってきて適当に使っていたのですが、先頃、諸々あってメインマシンのノートも無線でつなごうかなと思い立ったところ、このAP、11ac対応だそうで(今時、当たり前)、ならこのオンボロノート(Dell latitude E4200)も11ac対応にせねばとWLANカードの交換と相成りました。

件のWLANカードは、Intel Dual Band Wireless-AC 7260、amazonで2,380円(税込み、以下同じ)でした。Linuxでもkernel同梱の標準ドライバで簡単に動作します。実測、30MB/sくらい出るのでもう有線LANには戻れませんね。で、前置きが長くなりましたが、このWLANカードにはbluetoothもついていて、これも何もせずに動作しました。以前、bluetoothで四苦八苦したのが嘘のようです。近所の100円ショップ(Can Do)に売っていた550円のbluetoothイヤホン(HDBT36BK)も快調に音を出し、そりゃデフレにもなるよなってな感じです。

さて、今年度も終わりに近づき、ここ数年来の最大の懸案であったメインサーバ(486機)のOS更新も大詰めに入っております。というか、すでにこのページは新OSから発信されています。その新OSは、Gentoo kernel 5.15.23 です。Gentooは486対応を謳っているだけあってインストール自体は非対応Vineの無理矢理インストールよりは大分楽でしたが、作法や方言にわからないことが多々あってイライラはそれなりに募りました。詳細については来年度一年をかけて当サイトのアップデートと合わせてじっくりやっていくつもりです。

なにはともあれ、当サイトも20年目に突入です。まさか、この486機が20年も動き続けるとはにわかには信じ難いです。感覚的には5年くらいしか経ってない気がするのですが、それだけしか成長してないってことなのかも…。


2021年 12月31日 金曜日 ONKYO TW2A-73Z9A

バックアップサーバを入れ替えました。新機はONKYO TW2A-73Z9AというタブレットPCです。旧機はEPSON NP25Sというネットトップ機で調子は悪くなかったのですが、CPUファンの音が気になってタブレットPCなら無音と思い、変えてみました。

最初は無根拠に簡単に行くだろうと手を付けたのですが、さすがにタブレットPCはLinuxのことなんか考慮してないので当然のごとく大変でした。そんな顛末が以下です。
ONKYO TW2A-73Z9A with Fedora Core 34 KDE


2021年 9月11日 土曜日 夏の終りに

今夏、実家のネットワークはついにVine Linuxから卒業しました。残るVineはこの486機のみ、この486機も今年度中にはVineからgentooへ更新する予定ですが、とりあえず正月明けたら着手するつもりです。

で、OSの更新が済んだら次はSSDへの換装かなぁと思っております。現メインマシンのDell Latitude E4200はCore2 1.6GHzのご老体なのですが、これがそんな古い機体とは思えないほどキビキビ動いており、これもひとえにSSDのおかげと最近そのパワーを実感したしだいです。実は以前からNVMeの機体は持っていてそっちは当然E4200よりも爆速なのですが、あまりに速すぎて実感がわかず、これまでは今一つSSDの魅力がわかっていませんでした。

さて、閑話休題。年に一度は何かネタを書くという自分に課した課題、今年もこの夏休みの宿題として粛々とこなしました。今回のネタはYahoo!の嫌がらせに対する対抗処置です。この486機のサーバはメールサーバも運用しており、OP25Bのため送信はYahoo! Mail経由で送信されているのですが、去年ぐらいから不意に送信できなくなることがありました。いつのまにかYahoo! Mailの設定がリレー不可に変わってしまうようで、よくよく調べてみるとYahoo! Mailにその旨のお報せが来ていました、いわく「ちゃんとメールを受信していないアカウントはメールのリレーを許可しない設定に自動変更します」とのこと。

ポイント経済圏の囲い込み競争が激化する昨今、宣伝広告メールをなんとしてでも見せたい読ませたい気持ちはわかりますが、いちいちそれに付き合わされるのも愉快なものではないので機械的にメールを受信するだけのスクリプトで対処することにしました。
 Yahoo! Mailの送信制限回避法について Linux版

普段使っているメールソフトにYahoo! Mailのアカウントも追加すればいいだけの話と言えばそれまでの話なのですが、Yahoo! Mailのスパムなんか手元に入れたくないというか、スパムはスマフォだけで十分間に合ってるのでこれ以上は遠慮したいです。


2021年 6月30日 水曜日 青歯もゆるこのみちのく

昨年度の転居では、郵便番号も電話番号も変わらない近隣への転居だったので特に変わったこともなかったのですが、そのドサクサにメインマシンも交代してしまいました。これまでのEPSON ST160Eという小型のデスクトップPCからDell Latitude E4200というノートPCに変更しました。ST160Eは第三世代のCore i3だったのにE4200はCore2Duoで先祖返りしてしまったのですが、転居時の制限された環境でノートPCの利便性に目覚めてしまいました。

この3,000円のジャンクとして何気に拾ってきたE4200、Latitude史上最軽量とのこと。最初、ExpressCardって何?Micro SATAって何?な状態で手懐けるのに少々手間取りましたが、LEDバックライトの明るさに驚き、ExpressCardで簡単にUSB3.xを増設できることに驚き、この時代のノートのくせに4GBを越えてメモリを増設できる(とはいえ最大5GBですが)ことに驚き、歴代の使用マシンで最大のお気に入りとなる予感です。

というわけで、メインマシンも変わり、転居で少し部屋も広くなったので活動範囲も広げるべく、ワイヤレスのイヤホンなど使ってみたくなり、bluetoothに挑戦だ!という運びになりました。しかし、これが七転八倒、最近のbluetoothドングル(ver.4, ver.5)は認識はすれどペアリングが上手くいかず、最古級のドングルはなんとか使えたものの接続が不安定でイライラしっぱなしです。そして、またこれがスマフォでは難なく接続できるのでイライラ倍増、結局、機会を改めて再挑戦かなぁ…。

最近のLinuxではハードウェアで試行錯誤するなんてこともずいぶん減ったのですが、まだまだこんなこともあるんだなと久々にLinuxを堪能しましたです。


2021年 3月31日 水曜日 SSL_ERROR_UNSUPPORTED_HASH_ALGORITHM and fcitx-mozc

なんとか今年度も終わり、目標であったVineからFedoraへの移行は実家のメインサーバ一台を残して無事(?)完了しました。今年度は引っ越しやら何やらいろいろあったので残りが一台ならまあまあの達成度かなと思っています。これも次のお盆には入れ替えできるでしょう。

それにしてもFedoraは更新が速いですね。去年、31で入れ替えを始めたのですが、いつの間にか33になっていて、34がリリース間近です。Vineに慣れた身としてはそんなに変えることがあるんかい?と戸惑ってしまいます。嫌がらせか?と思うような微妙な違いでヴァージョンを上げるなよとかつい思ってしまったりもしますが、これからこれに付き合っていくんだなぁと覚悟する次第です。機会があれば、VineからFedoraへの移行、アップデートへの対応等々、気づいた点、問題の解決法などまとめてみたいと思っていますが、それまで放置するのも気が引けるようなネタをここで、ひとまず、二つほど。

Fedora 33ではセキュリティポリシーが変更され、一部のssl使用サーバ(https, smtps, tlsなど)が利用できなくなっています(SSL_ERROR_UNSUPPORTED_HASH_ALGORITHM)。個人的な利用範囲ではdocomoの一部サービス、gooのメールサービス、dmmの一部サービスなどです。具体的にはSHA-1をサポートしているサーバを危険として弾いているようです。これを以前と同じに戻すには

# update-crypto-policies --set LEGACY

を実行して再起動します。再起動しなくても大丈夫かもしれませんが、セキュリティポリシーに影響されるサービスを特定してそれをいちいち再起動するより、まるごと再起動した方が単純で速いと思います。

二つ目は日本語入力で、FedoraのMozcはfcitxに対応していないのでSuseのfcitxパッチをFedoraのMozcにポートしました(mozc-2.23.2815.102-13.3.fc33.src.rpm) 。リビルドしてインストール、再起動後、他に競合するような入力メソッドがなければ勝手に使えるようになっていると思います。ただし、これはFedora KDE 33でしか検証していません。

さて、2021年度の予定は、お盆に実家メインサーバのFedoraへの入れ替え、その後、当サイト最大の案件、メインサーバ(486機)のOS更新となっています。最大の案件とはいえ、やることはハードディスクを交換するだけなのでなんてことはないのですが、エミュレーションでどんなに上手く動いても実機の環境が環境なので本当に動くのか心配・不安は消えません。mSATAをIDE変換したモノでちょっと実機で動かしてみたのですが、これが認識してくれないんですよねぇ…。


2020年 12月31日 木曜日 FUJITSUです 初めて会ったような不思議顔 私は街角ピエロ

今年度の目標はOSの入れ替え(Vine LinuxからFedora KDE)なのですが、それは、事実上、32bitから64bitへの移行でもあり、それは心理的にも大きな節目であって、その他のハードウェアについてもアップデートの必要性を感じさせられ、なかなか難儀しております。

まず、現行のモニターはすべてアナログVGAなのですが、最近というか少し前からの機体はアナログVGAなんかついてなかったりして、そういう機体はとりあえずアナログ変換して使ったりしてたのですが、さすがにこの機会にモニターもデジタル化しようと思うわけで、そうすると芋づる式にCPU切替器も更新することになり、そのCPU切替器につながっているその他の機体をどうするかという話に発展し、マウスやキーボードの完全USB化も絡み、ワケがわからなくなってしまいました。いっそ、全部入れ替えてしまえば楽なのですが、それはそれで愛着や廃棄の問題もあるし…。

なにはともあれ、モニターをデジタル化することになれば愛用していたCPU切替器とはさようならすることになります。このCPU切替器(FUJITSU PRIMERGY PG-SB104)自体は100円で買えたのですが、その専用のKVMケーブルを手に入れるのにはかなり苦労しました。正規に買えば中古でも一本3,000円くらいはするし、どうしようか1,2年悩んだ末、某ジャンク屋で一本100円で見つけ小踊りしたのは良い思い出です。その1,2年の間どうしていたかというと別な安物CPU切替器で試行錯誤していたのですが、安物は複数の端末で一つのダミーを兼用していて、何かあると勝手に切り替えてしまうこと(誤作動)があり、結構ストレスでした(何が自動判定だよ…)。しかし、FUJITSUのこれは端末毎にダミーが稼動しており、そういう誤作動がなく、大変気に入っていました。

とはいえ、そんなお気に入りもさすがにお役御免のお年頃、ついに当環境でもHDMI+USBのCPU切替器を導入しました。切り替えの反応が微妙に遅いのが少し気になるものの、とりあえず、上々な感じです。でも、CPU切替器自体は5,000円くらいだったのですが、あいかわらずケーブルは高いですね。HDMIケーブルはアレやコレのKVMケーブルとは違い汎用性があるのでまだ我慢できますが、それでも購入の機会があるたびにいろいろと悩みそうです。

それでは、良いお年を。


2020年 9月27日 日曜日 ス ッ パ イ ブ ド ウ

ついにデスクトップのメイン環境をVineからFedoraに移行しました。この移行は予定では一番最後に行うつもりだったのですが、お盆の帰省予定(≒実家のサーバ群のOS更新予定)が昨今の情勢から中止になってしまったため、仕方がなく、手元にあるものから手をつけるというハメになってしまいました。移行自体は、仮想環境(qemu)で作ったHDDを入れ替えただけなので簡単に終了しました。残ったVineは手元の環境では486のメインサーバのみとなりました。

初心者の頃はデスクトップ環境は普段使うものだから壊れたり失敗したりしたら嫌だな、とOSの更新では非常に慎重になっていましたが、今は、普段から触ってるんだから壊れようが失敗しようがどうにでもなる、とかなりいい加減になってしまいました。バックアップもいい加減になり、あとから後悔することも度々、成長したのか、退化したのか、微妙です…。

とにもかくにも、移行時のあれこれについてまとめてみました。第一弾はビデオサーバ編です。
TV Capture on Fedora 31 KDE


2020年 6月13日 土曜日 らん、らん、ららLAN

新年度が始まりました。恒例のドメイン更新も無事終了し、今年度は課題であるOSの入れ替え作業に勤しむ所存です。とりあえず、東京のビデオサーバは滞りなくFedora 31 KDEへと置き換わりました。このビデオサーバ、データ領域はちょっとした勢いでRAID5構成になっているのですが、やっぱり、個人運用でRAIDは無用の長物ですね。

最近は有り余る時間があったので他の課題も前倒しで進んでおり、当サイト最大の懸案であるメインサーバのOS更新も目処が立ちました。この次期OSはGentooです。仮想環境でのインストールでしたが、486対応を謳っているだけあってインストール自体は簡単でした(前回、前々回の無理矢理な486対応がバカみたい…)。ディスクイメージはほぼ完成しており、後は実機で調整するだけの状態です。とはいえ、実際に移行するのは予定通り来年度のつもりです。

さらに時間は余っており、ならば、この機会に配線の整理でもしようかとなりました。配線で一番厄介なのはLANケーブルで、なぜ厄介かと言えば長さの調整ができないからで、と思ったら、いや、できるよと神の声。おーっ、そういう専用の器具があるんですね、知りませんでした。専用器具が3,000円、コネクタが100個で1,500円、ケーブルが100mで5,000円、合計1万円内で揃いました。必要な長さのLANケーブルを自由自在に作れるのには感動しました。

知らなかったということは不要だったからであり、もっと前に気づけば良かったと後悔するのは無意味なことだ、というのが私の基本的なスタンスなのですが、このLANケーブルの件に関してはもっと前に気づけば良かったと本当に後悔しています。LANケーブルを多少なりとも使う人はちまちま買うよりいっそ自作した方が絶対にいいです、お薦めです。


2020年 3月29日 日曜日 捕食者、ひぃどらぁあ!

今年度も終わりに近づき、世の中は例年とは異なる喧騒に包まれておりますが、いかがお過ごしでしょうか。現在の私はたまたま山形に疎開中の身となっており、帰京のメドが立っていない状態です。とはいえ、時の歩みは止まらぬもの、来年度に向けての準備・用意も怠ってはいけないと心に刻む年度末です。

というわけで、ここ最近の懸案であった次期採用OSが決定しました、それは「Fedora 31 KDE」です。rpm系ディストリビューション、Gnome3に対する拒絶感、という二大条件の下、一番無難なのはこれかなって感じです。一番最初の候補だったopen suseは微妙にカッコつけてるところが最終的に馴染めませんでした。これから、順次、入れ替えを行っていきます。まずは4月改編から東京のビデオサーバをFedoraの新機に入れ替えます。ここで退役したVineのビデオサーバにFedoraをインストールし、現在のVine機のどれかと入れ替え、これを繰り返していきます。来年度の課題はこの玉突き入れ替えです。そして、当サイト最大の懸案であるメインサーバ(486機)の更新は2021年度の課題とすることにしました。

現在入れ替え中のビデオサーバは第一世代のCore i3機でキャプチャカードはPLEX PX-W3PE4 x2です。検証段階ではPX-Q1UDを使っていましたが、安定感が今一つ(ときどき選局に失敗する、不意なノイズ、など)なので変えました。この次期ビデオサーバは、現ビデオサーバ(Vine Linux 6.5 32bit, Core2Duo E8400)の2倍強の速度があり、h.264のエンコーディングが捗りまくりです。

しかし、ふぇどらってヒドラ(ギリシャ神話のアレ)のことだとずっと思い込んでいました。この機会にちゃんと調べてみたら、fedoraってある種の帽子のことだったんですね。あー、Red Hat派生ということで帽子なのか、なワケですが、ロゴとかマスコットとかにそんな素振りも雰囲気もなく、少し愛着が持ちにくい気がしないでもないです。その点、Vineのぶどうは本当にキャッチーでそれだけで価値があったと思います。Vineにもそれなりの功績があり、それが各方面で継承されていたりしますが、その性質上、Vineのぶどうは継承されないのが少し残念です。


2019年 12月29日 日曜日 pt3は高すぎる

最近、録画サーバの更新を考えています。というか、OS(Vine Linux)の移行が昨今の課題なので自然な流れとして録画サーバの更新も視野に入ってきています。とはいうものの、suseで別環境を構築して色々やってみてはいるのですが、正直、しっくりきません。まぁ、新OSに関する細かいことは長くなるのでいずれまたということにして、とりあえず今回は新たに導入したキャプチャデバイスについて評価してみたいと思います。

現在、稼働中の録画サーバのキャプチャデバイスは王道pt3なのですが、新規に録画サーバを作るとなると生産終了のpt3では作れません。pt3の中古品も流通しているようですが、現状、とても買う気になるような値付けになっていないので選択肢からは外します。そこで浮上した案は、PLEXのUSBキャプチャデバイス、PX-S1UD(地上デジタル一波のみ対応)および、それを4個集めたPX-Q1UDです。

現在、LinuxでTVキャプチャをやるとなるとPLEXの製品しかないような感じですが、これらは入手性もよく、ドライバはカーネル標準、キャプチャツールのrecdvbはrecpt1を意識して開発されており、難易度は低く、結論として十分使えます。導入に関する詳細等は検索も容易なのでここでは割愛し、以下、個人的に気になったことについてのみ言及します。

最初に、一番困ったことはPX-Q1UDを接続したままだと起動できないことでした。類例を見ないのでこれは環境依存の問題かもしれませんが、とにかく、この問題はドライバ(smsdvb,smsusb)をblacklistで起動時のオートロードから除外し、起動後、手動でドライバをロードすることで解決しました。次にPX-?1UDで気になったことというか、pt3とは異なる点は録画開始時のラグが微妙に長いことです。気にしなければ気にならない程度のことなのですが、pt3搭載機では録画開始時のラグを吸収するため本体OSの時間を2秒早めているところ、PX-?1UD搭載機では余裕を見て3秒早めています。最後に全体的な使用感としてPX-?1UDはpt3に比較してノイズが多いような気がします。ただ、これは気のせい、誤差レベルの話で、pt3の安定神話がそう見させているのかもしれません。いずれにせよ、PX-?1UDは十分に使えます。当方ではpt3の後継デバイスとして認定しました。あとはBSをどうするかですね。


2019年 9月30日 月曜日 夏休みの宿題終了

やっと夏休みの宿題が終わりました。今期の夏休みの宿題はUSBリレーの攻略でした。
USBリレーで遊んでみる Linux編

まだ、WOLが完全普及していなかった頃、パラレルポートの出力でリレーを制御してパソコンを起動(AC100VのON/OFF)させようとしたことがありましたが、その時に比べたらずいぶん楽になりました。

このUSBリレー攻略のために色々調べてみたところ、技術的なことはさておき、世界における中国の存在感というか日本の空気感というか、普段は感じないのですが、モノを介すとそれが見えやすくなりますね。USBリレーは中国産でそれについての英語の文書があり、日本人はそれを傍目で見てるだけみたいな。いまさら日本では基板むき出しのUSBリレーなんてガジェットは作らないわけですが、それは成熟した結果とはいえ、なんかこう言い様のない敗北感みたいなものを感じてしまいました。


2019年 6月23日 日曜日 いまさらですが64bit

少し時間が経ってしまいましたが、今年度も始まりました。例年通り、年度初めの初仕事はドメインの更新で今年度はレジストラ変更後、初の更新となり、どうなることかと思ったら、前レジストラであるmy-domainからも更新の要請が来る始末、そんなんだからオマエのとこは切ったんだよ!と腹立たしいことこの上ない限りなのでした。

こうしてなんとかドメインの更新を済ませ、今年の課題などを考えてみたところ、なんといっても、メインサーバの更新が喫緊の課題なのですが、486という特殊環境ゆえ一筋縄では行かず、この更新は来年度の目標とし、今年度はその準備に勤しむこととしました。今までメインサーバのOSとして親しんできたVine Linuxは、事実上、死んでしまったのでその代替ディストリビューションの評価・再選定が今年度の具体的な課題となります。

で、とりあえず、いくつかインストールしてみたわけですが、もう64bitが世の中の普通で486どころかもはや32bit環境自体が特殊なんですね、気づかなかった…。bit長を気にしていなかったのは、32bitも64bitもパフォーマンス的にそんなに変わらないという話を聞いていたからなのですが、実際にインストールしてみたら、いや、びっくり!64bitにしたら倍速じゃん!さすがに倍速では無視できないので入れ替え可能なものはすべて64bitにしました。もう、Vineなんかインストールしねーよとか思っていましたが、新規のOSに移行する準備もまったくない状況なのでいたしかたなくVineの64bit版をインストールするハメになってしまいました。

しかし、64bit版にすると何か不具合が出るかも?という移行期の不安を今まで引きづりすぎました。世の中的に、もはや移行期ではなく、完全に移行済みなんですね。インストールでもなんの問題もありませんでした。64bit環境ではまだWineが上手く動かせていないのですが、普段使っていないWineはひとまずどうでもよく、明確に速くなっただけで十分に満足です。もっと早くどこか適当な時期に試していればなぁと後悔先に立たずです。


2019年 3月17日 日曜日 アンテナとDNSと私

前回の話の続き、隣のマンション建設でテレビの電波状態が悪くなったとクレームを入れたらちゃんとしたアンテナを建ててくれました。元々、このアパートには近くの駅ビル建設時に電波障害対策として東急ケーブル(現iTSCOM)のCATVが導入されていたのですが、地デジ化にともないそのサービスが終了し、諸々あって軒先にアンテナを出すはめになり、そんな簡易なアンテナだったためマンション建設の影響を受けまくりだったわけです。

アトレみたいにCATVを入れてくれたらなぁ…とか密かに思っていましたが、さすがにそこまで甘くはなかったですか。しかし、アンテナを建てるには大家さんの許可がいるので場合によっては面倒なことになる可能性もあったわけで、未だに部屋に残っている東急ケーブルの配線類を見ると邪魔でもあり、愛おしくもあり、複雑な気分です。最初期の東急ケーブルでは現iTSCOMのαエースと同等の番組が何もせずに視聴可能でした。そもそも、私はそんなにテレビとか見る習慣はなかったのですが、このCATV環境が全ての始まりなのでした。

と、アンテナ問題は解決し、MXはおろかtvkも何となく視聴可能になり、めでたしめでたしなのですが、今冬の最大の出来事はアンテナ問題にさにあらず、ついについにレジストラを変更しました!レジストラというのはドメインkaring.jpを管理しているところで前レジストラのmy-domain.jpはDDNSのサービスも提供してくれていて年間6,000円(税抜き)はサービスとしては十分に満足していたのですが、障害が起きるのは仕方ないとして、障害が起きても連絡方法も反応も返答もない杜撰な対応についについにブチ切れました。レジストラはJPdirect、DDNSはmydns.jpという無料サービスへと移行しました。もっと早く見切りをつけるべきでしたが、いつかマトモになるんじゃないかとかありえない幻想に囚われてしまいました。正常性バイアスってヤツですかねぇ、私の明確な欠点だと思います。

karing.jpは回線は二重化してあるし、バックアップサーバも十分に待機しているので落ちることはまずないのですが、しかし、DNSに障害が起きるとどうしようもないです。なので、何かあったときはだいたいDNSです。まぁ、ブラウザが「名前解決に失敗しました」みたいなことを言ってくれるとは思いますが、とにかく、DNSの障害はこちらがピンピンしているのにも関わらずアクセスできなくなるのでもどかしくてしょうがないです。


2018年12月30日 日曜日 iEPG、ふたたび!

先日、いろいろあって8日間の入院となりました。ことは大事ではなく、予定を立てての入院だったので入院中は何をしようかということになり、ここは年明けに予定していたiEPGのあれこれをこの機会に進めようということになりました。以下がその成果です。
http://malva.karing.jp/iepg/iepg.html

詳細はそちらを見てもらうとして、そちらの公式ページには記載していない話をすると、今、隣でマンションを建築していまして、なんと電波障害にさらされています。キー局は大丈夫なのですが、キー局より送信出力の弱いMXがかなり影響を受けており、受信できないというわけではないものの、かなり不安定です。時々、EPGデータさえ取りこぼします、我が録画環境の危機です。当然、電波障害等には速やかに対応します、と工事責任者は公言してはいますが、そもそもこのMXを受信するために様々な紆余曲折を経て現在に至るわけでそう簡単な話ではありません。金だけで解決できる唯一の方法はCATV(iTSCOM)を入れてくれることですが、さて、どこまでやってくれるのでしょうか?年明け落ち着いたら交渉しに行ってみます。


2018年 9月22日 土曜日 RAIDの夏

前回、iEPGの終了予定を知り、これからどうするかを思案したのですが、とりあえず、言い出しっぺのテレビ王国にヤル気がない、というか闇に葬りたがっている現状にいささかの苛立ちを憶えます。とにもかくにも、最初、テレビ王国の番組表からiEPG情報を生成し、独自にiEPGサーバを運用するという方向で色々やってみたのですが、iEPG version 1では可能だったものの、Version 2では番組表に載っている情報だけでは完結しないのでversion 2は諦めました。version 2では各番組毎に個別IDがふってあり、さすがにそれを個人で管理するのは無理です。version 2が無理目でヤル気をなくし、結論としては、EPGからiEPG version 1のデータを生成する自前のiEPGサーバを年明けくらいに運用開始ということにしました。

というわけで、夏休みの関心は実家サーバのRAID構築に移りました。実家サーバのデータ保管庫1TBが手狭になったので2TBx3でRAID5くらいにするのがカッコ良さそうとか思い、実行したのが以下です。
Software RAID on Vine Linux 6.5

雑多な情報も混じっていますが、ちょっとした酔狂とお許しください。


2018年 6月23日 土曜日 さらば、iEPG!

先日、久々にパソコン録画に失敗しました。エラー的には復号化に失敗しており、たまたまかな?と放置したら何度も失敗してしまいました。これまでの経験(二万回程度)ではBCASの復号化による失敗は1,2回しかなかったので、それが何度も連続するという状況は明らかに異常です。ただ、BSジャパンだけ失敗するという事態なのでハード的な問題ではなさそうなのが救いでした。

で、原因を追求したところ、今年12月に控えたBS4K放送のためにチャンネル配列の整理・変更が予定されており、いくつかの物理チャンネルが変更されたためでした。BSジャパンは4月16日未明に物理チャンネルがBS03_1からBS01_2に変更され、BS03_1は暗号化された試験電波が放送されていたためでした(BS03_1は5月8日よりNHKプレミアムに変更)。

この問題は単に物理チャンネルとチャンネル番号の組み合わせを変更するだけで修正できるので特に難しいこともなかったのですが、この問題をいろいろ調べている際に、なんと!テレビ王国がiEPGサービス(ネットを介してテレビ番組情報を提供するサービス)を来年2月に終了するということを知って驚愕しました。まぁ、iEPGサービスを提供して何か直接的な利益があるわけではないし、何かの責任みたいなモノも持ち合わせていないようだったのでいずれそうなるだろうと覚悟はしていましたが、ついに来たか、という感じです。最盛期にはポータルサイト毎に運営されていたiEPGサービスですが、言い出しっぺのSONY(テレビ王国)が最後まで粘ったのは一応の矜持でしょうか。

iEPGは商業的にも技術的にも当初から上手く運用できないということは明白でした。無数に存在する番組に対し一律のフォーマットを強制した上で番組情報の提供を求めるということだけでもハードルは相当に高く、実際の番組情報のフォーマットはバラバラの無法地帯で不便極まりないモノでした。フォーマットの統一は政治的にしか解決しえない難題でしたが、解決を試みられることはありませんでした。また、技術者の直観としてiEPGのようなデータフォーマットを考える際は、まず、データ毎にユニークIDを与えることを考えますが、iEPGにはそのようなものはありません。ユニークIDを与えるということは誰かがそれを付与し管理する必要がありますが、iEPGはそういう管理人を持つことができなかったのです。番組毎にユニークIDを付与することができなかったその時点でiEPGは失敗だったのです。

結局、iEPGは人間達が非協力的であったために頓挫しました。いくらCPUの処理速度が上がろうが、どんな優れたコードを書こうが、人間が協力的でないとITも無意味です。私がITを過信しない最大の理由です。この問題もいつかAIが解決してくれるのでしょうか?とにもかくにも、iEPGに頼っていた我が録画システムには大打撃です。代替案の本命はEPGから番組情報を取得することですが、そもそもEPGが心もとないためiEPGに頼ったワケですし、前途多難です。


2018年 3月 1日 木曜日 カレンダーはじめました

そろそろ年度も変わるということで実験的にカレンダーを表示するサービスを始めました。このカレンダーは祝日データを返すサーバを参照して祝日を判定・表示します。ちょっと下にあるスクリプトを拡張したモノです。本家にも同様なカレンダーサービスはありますが、こちらのカレンダーサービスは実験・検証用と考えていただければ幸いです。
カレンダーサービス


2017年12月16日 土曜日 退位?即位?オリンピック特別休日?

私のデスクトップ環境はVine Linux 6.5なのですが、デフォルトでは右上にカレンダーが表示されます。しかしながら、このカレンダー、祝日が表示されません。まぁ、フリーでグローバルなソフトウェアでは誰が祝日を管理するんだ?という話になると非常に難しい話になり、それも技術的な難しさではないので尚更で誰も手をつけようとしません。というわけで、この問題を解決すべく、いろいろ考えてみました。で、結論は、それ用のプロトコルを作ってみた、です。「ぼくがかんがえたさいきょうぷろとこる」みたいなものですが、以下がそれを利用したサンプルコードです。本日は黄色の背景色、祝日は赤の太字でカーソルを合わせると祝日名が表示されます。

ホントはこんなことをやるにも他に適任者がいるはずとは思うのですが、とりあえずの提案をしたいと思います。
Network Holiday Protocol


2017年 9月29日 金曜日 夏の終わりに

少し前から実験的に田舎の実家をWebカメラで24時間監視しているのですが、そのホストであるDELL Latitude D420(CoreSolo 1.6GHz)が何度も熱でダウンしてしまいます。連続稼働で一ヶ月を越えられない感じでしょうか。このD420、購入当初から熱は気になってはいたのですが、低スペック上等の私の環境ではこれまで熱で困ったことはなかったので少々面食らいました。もしかしたら、夏がすぎれば大丈夫なのかもしれませんが、来年また同じ事になってもしかたがないのでホストの交換を行うことにしました。

そこで白羽の矢が立ったのは、EPSON Endeavor NP11(Atom 230 1.6GHz)。去年、ジャンクで3台も買って死蔵していた機体をやっと活用できます(NP11詳細)。Webカメラは、Microsoft LifeCam HD-6000、OSは毎度のようにVine Linux 6.5で、平凡にffserverを動かしています。Webカメラはジャンクでいろいろ買ってみたのですが、画質に満足できるモノに当たらず、まさに安物買いの銭失い、最終的にまともな(と言っても1,980円でしたが…)HD-6000に落ち着きました。

また、Webカメラ、ffserverの設定で悩んだのは日付でした。ffserverで配信する映像に時刻表示を入れようとしたのですが、上手く行きませんでした。結局、配信時の映像に時刻を挿入するのは諦め、時刻表示は録画時に字幕として挿入することとしました。この解決法の難点はCPU負荷が増すことです。当初の録画はffserverのストリームをコピーしていただけでしたが、時刻表示を録画映像に挿入するとなると配信と録画でそれぞれエンコードすることになり二度手間です。これで、負荷は10~20%増えてしまいました。

とはいえ、とりあえず一ヶ月以上問題なく動いていたので熱に悩ませられたこともすっかり忘れていたのですが、何気にdmesgを打ってみると…
Core temperature above threshold, cpu clock throttled
の嵐!CPUの温度を見てみると100℃に迫らんばかりでした。しかし、D420は熱で簡単に落ちていたのにNP11は自分で減速するとは随分と賢いですね。まぁ、賢くて落ちないとしても高温は各パーツの劣化を早めることは間違いないので寿命は常に意識せざるをえないところ、15年動き続けているこの486サーバみたいにはいかないですかね。


2017年 6月13日 火曜日 いろいろと更新

6月定例のドメイン更新を行いました。最近では自分でドメインを持つなんてまったく流行らないので業者さんも大変かなと思う反面、一旦、客を捕まえれば手間もコストもかからないのは良い商売とも思います。

さて、今期の本題はメインマシンの更新でした。メインマシンだったHITACHI FLORA 270W(PentiumM 1.73GHz)は、キーボードに不具合が発生したり、2GBのRAMでは手狭に思えてきたので、G.W.を機に更新してみました。しかし、そもそも、このFLORA 270Wも仮のメインマシンだったのに実に三年も使ってしまっていたのかと我ながら呆れてしまいます。

そして、まず導入したのは、EPSON Endeavor NP25Sです。これは、食パンほどの大きさでCPUはAtomの省電力設計となっています(約5,000円のジャンクで入手)。CPUパワーは気になるところですが、RAMは4GBあるし、最近はメインマシンはつけっパなので省電力を優先させました。ところが、唯一の頼みだった4GBのRAMもCPUパワーがないとあまり意味がないと気づくことに…。FLORA 270Wで一番困ったことは、メモリ使用量が2GBに近くなるとFirefoxの動作が異常に遅くなることでした(その度、再起動して回避)。RAM 4GBのNP25Sもこの問題が解消されず、この問題が解消されなければメインマシンを更新する意味がないので、再度、次期メインマシンを探すこととなりました。

結局、落ち着いた先は、Core i3 380MのEPSON Endeavor ST150E、ACアダプタで動作させる小型の機体です。HDD抜きの機体をベアボーンと称して5,000円で売ってたので興味本位で買ってみました。ACアダプタは2,000円だったので手持ちで済ますことにし、DDR3 2GBメモリも手持ちにあるので4GBに増設するのも簡単だし、渡りに船と言ったところでした。2.5のSATA HDDは持ってなかったので320GBを2,200円くらいで入手して完了です。

で、使用感ですが、さすがCore i3は速いですね、というか、そういうものとはいえAtom遅すぎ。当方ではマシンパワーを実測する場合、835623500138376463711542119832527675939913を素因数分解させているのですが、ST150Eは約1.77秒くらいです。NP25Sはなんと約6.6秒くらいかかります。ST150Eのおよそ4倍です。先代のメインマシンであるFLORA 270Wでさえ約3.25秒なので、今さらAtom機をメインマシンにしようというのが大きな間違いでした。ちなみに当ネットワークにおいて最速はCore2Duo E8400/3GHzの約1.55秒です。あとは静音は文句なし、NP25Sも静音が売りだったりするのですが、NP25Sは筐体を無理に小さくしてあるので排熱のファン音とか意外に気になったりします。というワケで、このST150Eはそこそこ満足いく結果となりました。

とは、言うものの、実は少し前から某ジャンク屋の店先にあったESPRIMO B532/G(Fujitsu Core i3 2.8GHz)という小さいヤツが欲しくてしょうがなかったのですが、しかし、3ヶ月の保証がつくという暴挙にジャンク者のプライドがそれを買うことを許さなかったのです(専用モニタとセット売りで持ち帰るのが大変というのもあった?)。店頭に出てからもう半年近く経つのに売れずに残ってるのは何なんだ?と毎回行くたびに思ってました。液晶モニタの裏にマウンタで装着した居住いもかわいらしく、どうしてもバッタモン臭いEPSON機とは違うんですよね。ま、別に今から買ってもいいんですが…。


2016年 12月24日 土曜日 プリンタ降臨

最近、諸般の事情から実家にコピー機を置きたいと思い、今時なら安物複合機だよな、ということで買ってみました、BROTHER DCP-J968N。コピー、スキャナ、プリンタの複合機で、16,000円くらいでした。以前は、Linuxではプリンタは鬼門の一つとして恐れられていましたが、そういえば、最近は「Linuxでプリンタを使う」みたいなページは見なくなりました。実際に使ってみて、なるほど簡単になったんだなと実感しました。

簡単になった最大の理由は、プリンタの独立性が増し、パソコンへの依存度が低下したからです。複合機、とくにコピー機として機能するのにパソコンは不要でしょうし、昨今の情勢を鑑みインターフェイスは無線LANにも対応するなど、パソコン対プリンタ間の通信も簡素化しています。かつてのようなUSB接続ではドライバレベルでプリンタを操作していたわけですが、ネットワーク接続ではそれをCGIレベルの操作で代替していることになります。ネットのCGIがOSに関係なく同じように動作することをイメージすれば、Linuxユーザにとってプリンタももはや鬼門ではなくなったことがわかると思います。

参考までに、DCP-J968Nの設定は単にLinux用のドライバをBROTHERのサイトから拾ってきてインストールしただけです。無線LANでの接続しか試していませんが、有線LANでもUSBでもプリンタ自体の設定に違いはないはず。ドライバが勝手にプリンタを探して勝手に設定してくれるかと思います。問題があるとすればプリンタというよりネットワーク環境の方が問題になりやすいかと思います。DCP-J968Nにはネットワーク設定を表示したりプリントアウトしたりする機能があるので何か困ったら、とりあえず、それをチェックしてみてください。なお、スキャナに関してもxsaneがとくに何もせずに使用できています。検証環境は、Vine Linux 6.3です。

しかし、消耗品商売とはいえ、安いですね、プリンタ。今、自宅にあるプリンタはCANON PIXUS iP90という小さい単機能のヤツなのですが、この後継機であるiP110は実売で20,000円くらいします、DCP-J968Nに比べるとコスパ悪すぎです。確かにそのコンパクトな姿形は気に入ってはいて、何度も買い換えようかと思案したほどなのですが、今回、進化した複合機の利便性を目の当たりにして心は混乱するばかりです。でも、プリンタって見た目がなんかカッコ悪くて部屋に置く気になれないんだよなぁ…。

ま、いずれにせよ、来年もよろしくお願いします。


2016年 9月30日 金曜日 4:3 vs 8:5

最近、諸般の事情から親戚回りみたいなことをしているのですが、あまってるならパソコンが欲しいな、とか言い出す人がいたりして無下には無視できなかったりします。とは言え、ウチには基本的に古い機種しかないので、普通の人が扱えるモノとなると、結局、手持ちの最新機種になってしまいます。あまってるよ、と笑顔で手持ちの最新機種をくれてやるのは複雑な思いがあったのですが、まぁ、諦めの境地です…。

その機種は、DELL Latitude D630 Core2Duo 2.20GHz のノートで、DDR2のメモリを最大の4GB積んでいます。試験運用中だったため、HDDは80GBと小さ目なのが多少の難点ですが、この程度ならWindows10も十分に動くでしょうし、普通の人にも過不足なく扱えるレベルだと思います。ちなみにWindows10を入れてみた感想としては、Windows7まではUIのデザインがどこかもっさりしてるというか、平均値を狙ってる感じがしましたが、Windows10ではデザイナーのセンス優先な感じがします。

で、この最新機種を手放すことにあまり抵抗がなかったのには一つ理由があって、その理由とはD630の液晶が8:5だったことです。LatitudeのDシリーズはD610までは液晶が4:3だったのですが、D620以降は8:5となりました。実は、そのD610を私は所有しており、場合によってはD610の方を親戚にあげるということになったかもしれないのですが、液晶のサイズが気に入らないD630を手放すことにしたわけです。

現在ではノートの液晶サイズは8:5もしくは16:9がほとんどで、事実上、4:3のノートは絶滅してしまいました。しかし、4:3よりも横長のデイスプレイは使いづらくないですか?これだけ完璧に4:3の液晶が駆逐されているところをみると横長のデイスプレイは消費者に受け入れられていると考えるしかないのですが、個人的には「もうノートパソコンなんていらない」と思うぐらいに横長の液晶は道具としての美しさに欠け、使用感は最悪です。なんとかならんもんかなぁ、と五里霧中です。


2016年 5月25日 水曜日 いつのまにか5月…

なかなかワンクール毎の更新ができずに思い悩む今日このごろ、いかがお過ごしでしょうか。また前期分が飛んでしまいました。さすがに半年更新は少なすぎだと思うのでなんとか頑張って行きたい所存です。と、決意を新たにしたところで4月期のお約束、ドメインの更新を行いました。昨年は消費税が8%になったはずなのに6,300円?と混乱しましたが、さすがに今年は6,480円でした。

今回もクレジットカードでの決済となりました。個人的にはセキュリティを考慮し、できるだけクレジットカードでのネット決済は避けたいと常々思ってはいるのですが、その簡便性に負けました。しかし、数字を打ちこむだけで恐いくらいに簡単なのもそうですが、打ちこんだ後のリターンの速さもホントに照会してんのか?と思うほどの速さでちょっと不安になるくらいです。つい、間違った数字をワザと打ちこんでちゃんとエラーになるか試してみたい衝動にかられましたが、思いとどまりました。人を試すようなマネはしてはいけません、というのがおばあちゃんの遺言なので。

さて、先日、久々に秋葉原に行ってみました。最近、秋葉原も工事中の場所が多くて街並みの変化が激しいですね。で、目についたのが「EPSON Endeavor NP11」、6枚切りの食パンくらいの大きさしかないネットトップ機です。Atom 230(1.60GHz) DDR2 1GB HDDなしが980円、HDD 160GBとACアダプタ付きが2980円で、前者をx2、後者をx1、買ってきました。160GBのHDDは1600円くらいなのでACアダプタの分を考えれば一式揃った方が絶対お買い得だとは思ったのですが、19VのACアダプタ、あまってたな、とかつまらない下心が勝ってしまいました。なお、NP11はファンレスとカタログにはあるようですが、中にはファン有りの個体もあるようです。手元の機体では、NP11-KJM1がファンレス、KJM2がファン有りとなっています。

というわけで、Vine Linux 6.3をインストールしてみました。各機とも動作は順調です。ウチのメインサーバ(486ノートPC)の後継機問題は、これで解決かな、と思っております。ここで一歩踏み込んで、メインマシンとしても行けるんじゃね?と模索してみました。現メインマシンは、Pentium M 1.73GHz、メモリ2GBなのでメモリを2GBに増設すればスペック的に大差ない、という判断だったのですが、残念ながらNP11は動画の再生がまともにできず、それがメインマシンとしては致命傷となりました。NP11はLinuxのビデオドライバではxv(ハードウェア支援)に対応しておらず、320x180くらいの動画がやっとまともに動くレベルなのでいかんともしがたいです。

しかし、この結論に達するまでに先人の足跡を追ってみたわけですが、このことに言及している情報を見つけられませんでした。別に特殊なことは一切ないのでこの結論に達するには単純に母集団が小さすぎたということなのでしょうが、NP11を買った人でLinuxをインストールしてみた人で動画再生をしてみた人はホントにそんなに少ないのでしょうか?にわかには信じられないのですが、まぁ、毎度のこととはいえ、あーマイノリティなんだなぁ、とひとりごちる5月の昼下がりなのでした。


2015年 12月27日 日曜日 いつのまにか年末…

あー、しまった、いつの間にか今年が終わろうとしています。春夏の更新が飛んでしまいました。この間もいろいろあって、長年の懸案だった地上デジタルTVの導入はさして問題なくいったものの、その後、突発的な電波障害に悩まされるという想定外の事態にはまっておりました。この突発的な電波障害、深夜帯に一時間ほど電波の弱い東京MXを受信不可にしてしまいます。いろいろ検証してみたのですが、いまだ原因は不明で、しだいに頻度が減少し、現在は月に一度あるかないか程度になっていますが、でも、非常に不愉快です。絶対、原因を究明してやると密かに燃えています。

そんなこんなで、夏頃、実家のIBMサーバ(xSeries 220 Pentium3 1GHzx2)を退役させました。どうも調子が悪くて不意にストールしてしまうようになってしまい、その度、実家に電話して再起動してもらったりしていたのですが、それも面倒だし、不具合を治すよりPentium機も潮時かな、って結局、Pentium4機になったんですけどね。そういえば、実家サーバの顛末記とか書こうと思ってのにまだでした。なんだかんだでやることは減らないもんですね、このサイトに限定しても数個の課題は残っているし、あせらずやっていこうとは思っています。とりあえず、良いお年を。


2015年 3月31日 月 火曜日 さらば、イッツコム!

イッツコムは、2015年3月18日正午をもって地上デジタル波のデジアナ変換を終了しました。ウチのテレビ視聴環境は近くの駅ビルの難視聴対策として設置されたイッツコムのケーブルTVなので遅ればせながら地上デジタル波に対応することになりました。しかし、「法制上、イッツコムには地上デジタル波を配信する義務がない」とのことで今まで使っていたイッツコムのケーブルには地上デジタル波は配信されないという状況に…。

最初期の東急ケーブル時代は、現在のアルファエース(月額4,200円)のサービスとほぼ同等のチャンネルが既存のテレビのみで視聴可能でした。私がテレビを録画視聴するようになったのもこれが原因です。その後、STBの導入や地デジ化などの節目ごとにサービスが縮小され、最後に残った地上波デジアナ変換も終了となり、ついにイッツコムとはさようならとなりました。終わったんならとっととこのゴミ(ケーブル)を撤去しろ!と言いたかったりもしますが、これまでタダで利用しまくったワケでもあり、少し複雑な気分です。

とにもかくにも、地上デジタル波に対応しました。定番のpt3です。

pt3 on Vine Linux 6.2

単に録画環境を構築したいだけならfoltiaでも買った方が早いと思いますが、ネタというか、他人はどうやってるんだろう?みたいな興味をお持ちの方のための詳解となっています。しかし、foltiaって曲がりなりにもLinuxを商品として流通させているってのは何気にすごいと思う、今日このごろです。


2014年 12月 8日 月曜日 セブーン、セブーン、セブンセブンセブン

先日、Windows7のDELL用リカバリディスクが980円(税抜き、以下同じ)で秋葉原に落ちていたので拾ってきてみました。Windowsなんて別に必要ではないのですが、ハードの動作確認用にあってもいいかなと買ってみました。で、インストール先は少し前に買ったDELL Latitude D420、しかし、こいつには光学ドライブがついていません。外付けの光学ドライブも持っていないので、リカバリディスクをUSBメモリ(8GB)に移してインストールすることにしました。

Linuxみたいに生ISOを生書きしていける?とやってみたところダメだったので、USBメモリをNTFSでフォーマットし、正攻法で行くことに。なお、現状、ウチにはWindowsの環境がないので作業はすべてLinux上で行います。具体的には、まず、fdiskでUSBメモリを初期化する、というか、パーティションを切り直します。一旦、全てのパーティションを削除し、必要な新規パーティションを作ってください。

# fdisk /dev/sdc
d … fdiskのdコマンドで全パーティションを削除。
n … fdiskのnコマンドで必要なパーティションを作成。実例では基本パーティション1を作成(/dev/sdc1)。
a … fdiskのaコマンドで作成したパーティションをアクティブ(ブート可)に設定。
w … fdiskのwコマンドでUSBメモリに上記の変更を書き込んで終了。

fdiskは場合によっては以前の設定が残ることがあるので、完全を期す時は、fdiskを実行する前にddで完全に初期化しておくのもいいかと思います。

# dd if=/dev/zero of=/dev/sdc

パーティションが完成したら次にファイルシステム(NTFS)を作成します。

# mkntfs /dev/sdc1

ファイルシステムが完成したら、リカバリディスクの中身をコピーします。NTFSへの対応はntfs-3gがインストールされていることを想定しています。

# mount /dev/sdc1 mnt/
# cp -a /mnt/dvd/* mnt/

そして、これを起動できるようにします。ここからはピュアLinuxでは無理なのでWindowsのツールを使います。これをWineで済ませられるなら良かったのですが、それはダメだったのでリカバリディスクを起動し、そこからコマンドプロンプトで操作します。光学ドライブを使える環境があるならば、普通にリカバリディスクから起動するのが簡単ですが、それでは今一つ面白くないので、ここでは、qemuから実行してみます。

# qemu -m 1024 -hda /dev/sdc -cdrom Windows7.iso -boot d

しばらくすると言語設定とキーボード設定を促され、その後、インストールか修復か聞いてくるのでインストールではない方を適当に選んで行き、コマンドプロンプトを起動して下さい。起動したらC:にあるbootsect.exeを実行します。細かく移動しているのはこの実証環境ではVineのqemuが"\"を打てないためです。

X:\Sources> C:
C:\> cd Boot
C:\Boot> bootsect.exe /nt60 C:
C:\Boot> bootsect.exe /nt60 C: /mbr

こんな感じで終了です。

さて、Windows7を使ってみてちょっと感動したことはデフォルトで音が出たことです、起動時のピロリ〜ンみたいなヤツです。Linuxでは原則的に音声のデフォルト設定はゼロヴォリューム、無音です。一番最初に無音だったら何かの異常か故障かと不安になる人は少なくないかもしれません。Windowsは製品としてそういう不安を消費者に与えてはいけないというポリシーなのだと思います。もっとも、Linuxでも最近はデフォルトでヴォリュームが調整してあったりすることもあるのですが、それは、ポリシーには見えません。私はWindowsに飽きてLinuxを使うようになったワケではなくて、たまたま、一番最初にさわったモノがLinuxだっただけなのでWindowsに対して何の含む所もないというか、隣の芝生は青く見えるものなのだと思ったり、思わなかったり…。


2014年 9月22日 月曜日 いろいろとこわれる、夏

夏の初め、液晶モニターが壊れました。とりあえず、新規購入するまでノートパソコン(HITACHI FLORA 270EX)でしのいでいたのですが、なんとこれも壊れてしまいました!270EXはPentium3 500MHzの次期メインサーバを予定されたとても気に入っていた機体だったので非常にショックです。形ある物はいつかは壊れるとはいえ、現メインサーバの486機より早く逝ってしまうとは…。

で、モニターの新規購入まで次次期メインサーバを予定されているノートパソコン(HITACHI FLORA 270W)に270EXのHDDを移植して当座をしのいでいたのですが、しばらく使っていたら、なんか、これ(PentiumM 1.73GHz)でいいような気がしてきました。最大の魅力は電気代です。なんといままでのデスクトップ環境より月二千円安いのには驚きました。いや、まぁ、金に困ってるワケではないのですが、消費電力が少ないのはなにかとスマートです。最近は必要なファイルはすべてメインサーバ上で共有されるようになっているので機体毎に環境やデータが異なることが少なくなったし、メインマシンという概念も希薄になりました。というワケで現在のメインマシンはFLORA 270Wへと移行することになりました。

とは言っても、壊れたモニターは買わなきゃいけないし、ノートパソコンの代替も必要かなと秋葉原へ。モニターは大きいとジャマなので15インチが欲しかったのですが、今は物自体がないんですね。しかたがないので17インチのヤツを2,980円(税込み、以下同じ)で買ってきました。問題はノートパソコンで、1,600円のPentium2機にちょっと惑わされ、今時、Pentium2のノートなんて売ってないし…、とか思ったものの、わざわざ茨の道に踏み込むのは当サイトのポリシーとは異なるのでなんとか見送りました。念のために言っておきますが、当サイトが現在も486機で運用されているのはいちおう成り行きであって最初からそれを狙っていたわけではない、ということです。

そして、最終的に選ばれたのは、DELL Latitude D420、CoreSolo 1.2GHz, RAM 1GB, 1.8inch HDD 60GB、2,200円です。当然というかなんというか、もちろんジャンクなので動作検証するまで少し不安でしたが、今のところ、すこぶる快調です。LatitudeのDシリーズはビジネス機として完成の域にあり、良い買い物だったと満足しています。LatitudeというかDELLは、この後、デザインやコンセプトで迷走していきます。これはDELLのせいと言うより時代のせいで、今回、当サイトのお約束であるFLORAが買えなかったのも今現在のジャンクの世代ではFLORAはブランドとして寿命が尽きているからで、つまり、この時代のせいです。とくに感慨はないのですが、世間様とのタイムラグよろしく、IBMの身売りがやっと実感できるようになった今日この頃です。


2014年 6月 5日 木曜日 いまさらですが、新年度です

いまさらですが、新年度が始まりました。karing.jpのドメイン更新は6月なのでおおむね新年度最初の仕事はこのドメイン更新になります。今年も例年通り5月初頭にはその案内が来たのですが…。

karing.jpのレジストラはマイドメイン(http://www.my-domain.jp/)というところで、値段(税込年額6,300円)とDDNSなどの技術的なサービスに関しては十分満足しているのですが、連絡先に電話番号がなく、さらにメールの応答も悪く、何かあった時に簡単には連絡がつかないのが難点です。このドメインは仕事で使ってるわけでもないので、とくに問題がなければ、連絡がつかなくてもそれはそれでかまわないのですが、ここ何回か、ドメインの更新料を振り込んでもドメインが更新されないということがあり、前述のように連絡がとれないのでJPRS経由で連絡をとるという面倒な事態に陥ることがありました。

さて、今年の話ですが、勘の良い人は「税込年額6,300円」には違和感を感じるはずです。この金額はどう見ても消費税5%で計算してあります。消費税は4月から8%に上がっているので昨年と本年の税込年額は異なるはずなのですが、なぜか昨年と同じ金額が請求されており、結果的に便乗値下げになっています。まさか、今年度に入ってからドメインの更新を実行するのが私が初めてで金額を変更する必要があるのに気づいていない、なんてことはないと思いますが、マイドメインの活動実態が今一つわからないのでその疑念は晴れません。ならば、問い合わせてみようかとも考えたのですが、問い合わせると返事が来るまで待つ必要ができてしまうので、応答の悪いマイドメインに問い合わせする気にはなれませんでした。

というわけで、請求通りに振り込んでみました。ただし、これまでの経緯から直接的な振り込みだと気づかないということがあるっぽいので第三者を介させるという意味でカード決済にしてみました。口座に振り込まれた金員に気づかないというのは会社としてどうなのよ?とも思いますし、手数料やセキュリティの観点からカード決済はあまり利用したくはないのですが、まぁ、しょうがないです。しかし、カード決済してみると一瞬で更新が完了してしまい、大変便利ではあります。

結局のところ、税込年額が変更されなかったのは忘れていたとしか思えないワケで単純には消費税増税の影響を受けなかったのは良いことなのですが、どうしても、「この会社、ちゃんと活動してんのか?」という不信感がおきてしまいます。正直、テキトーでかまわない個人でなければ怖くて使えないですね、この会社。


2014年 3月 1日 土曜日 あけましておめでとうございます

今年度も、そろそろ終わりですが、年始の挨拶を忘れておりました。あけましておめでとうございます。

さて、最近の変わったことと言えば、新規に有料のメールアカウントを取りました。以前から使っていたgooの無料メールサービスが有料サービスに一元化されるということで、この機会にgooで新アカウントを取ることにしました。OP25Bが導入されて以後は個人のメールサーバは単独では機能しないようになってしまったので、どこか社会的信用のあるメールサーバにリレーしてもらう必要があり、この新アカウントを実家にあるバックアップのメールサーバのリレー先とすることにしました。

ちなみに手元にあるメインのメールサーバのリレー先は当LANのプロバイダであるYahoo! BBのメールサーバなのですが、SMTP AUTHにloginとplainしかなく、パスワードが平文で流れてしまうのが不満だったので新メールサーバの仕様はいかに?と期待していたら、結局、loginとplainしかなく、がっかりなのでした。どうやら、両メールサーバともqmailらしく、今どきなら開発の終了してるモノよりpostfixにしろよと思います。で、両メールサーバともqmailなのですが、設定は微妙に違うらしく、改行にLFが使われていた場合、Yahoo! BBはエラーメッセージを返して配送しないのに、gooのメールサーバは配送を受諾しておきながら配送しないという酷い設定でいささか困惑しました。

まぁ、そんなことを気にする人は世の中ではごく限られるワケなのでどうでもいいことなのでしょうけれども、来年度の個人的計画に関係あったりなかったりで、多少、思うところがあったのでした。この計画、とりあえず、G.W.ぐらいには形にしたいと思っています。


2013年10月 9日 水曜日 HDDクラッシュ!

このサーバを動かしてから10年以上経つワケなのですが、初めてハードの不具合、HDDのクラッシュに遭遇!メインマシンを起動させるとNFSが返事をしないのでおかしいと思い、サーバを見てみると、機体が今まで経験したことのない発熱をしていてかなり焦りました。とにもかくにもHDDを交換して、とりあえずの復旧まで半日ほどかかりました。

10年無事だったのでバックアップなんてすっかり忘れてましたが、ウチにはバックアップしなきゃいけないようなデータなんてないのでOSインストールの初期状態に戻すだけで復旧でした。というか、OSインストールしたのは半年前で、それ以前のデータは別に保管してあるし、最小限の影響ですんだのは幸運でした。まぁ、次からはなんらかのバックアップシステムを導入しようかとは思っています。

そんな折り、事件・事故は重なるときは重なるものでメインマシンが、突然、挙動不審に陥りました。原因はなんとネズミです。ネズミにコードを噛み切られるという想定外の事態が発生し、一本だけならまだしも、マウス、ライン出力、イヤホン、CPU変換器の電源コードの四本が噛み切られるという異常事態で、一瞬、途方にくれました。CPU変換器の電源アダプターは簡単に替えが効かないので仕方なくハンダ付けで対処しましたが、他は取り替えました。あとは殺鼠剤の効果を待つだけです。

しかし、今、やらなきゃいけないことが少し溜まっているのにこんなところで足止めをくらうなんて…。何年に一度のアクシデントがこのタイミングで重なるとは何か作為を感じてしまいます。でも、まぁ、このページを更新するのには良いタイミングだったのは確かで、怪我の功名とでも言ったところでしょうか。


2013年 5月20日 木曜日 サイトをリニューアルしました。

このサイトも10年目ということでリニューアルしてみました。リニューアルの最大の目的は、古くなった記事の処遇です。消したりはしないのですが、更新すべきものは更新し、更新できないようなものはObsoleteとしてできるだけわかりやすいように分けました。

これまでの最大の後悔は各記事の頭に明確な日付を打っていなかったことで、日付さえ分かりやすく打っていればリニューアルなんて考えなかったかも…。とかく、調べ物をしていて、正直、「このネタ、いつのだよ、このカス」などとつい思ってしまうことがよくあって、ふと己が身を振り返っては赤面していたワケです。書いてる時は今しか見えず、いつか時代遅れになって無意味になることがある、というのが実感としてわかってなかったんですね。

実際の当サイトの記事に関して言及すると、MPlayerやWineの記事が完全にObsoleteになってしまっているにも関わらず、検索に引っかかってしまって無駄足を取らせてしまうのは非常に申し訳ないと思っていました。まぁ、このリニューアルによっては検索の問題は解決しないのですが、このトップページからリンクをたどって行く場合には時代遅れな記事がどれか理解してもらえればと思っております。根本的な解決策としては時代遅れな各記事に明確な日付を入れるのが最善なのでしょうが、曖昧な記憶で日付を入れるよりそのまま晒すことにしました。

そんなこんなで、大雑把にLinuxのページはだいたいObsoleteになってしまったのですが、唯一、edの使い方を書いたものだけは現在でも有効で、当サイトで最多のアクセス数を誇っています。とはいえ、Obsoleteでないページがedのページだけではカッコ悪いので、以前書いたliloの起動画像変更についてを更新してみました。今更、lilo?と思う人も多いかもしれませんが、GRUBは起動画面の自由度が低いので、その分、通常の用途では現在でもliloの方が有益なのではと思います。
liloで起動画像を変更する


2013年 3月27日 水曜日 OSを更新しました。

またまた、前回から時間が経ってしまいました。死んでたワケではないんですが、文章を書くのは意外と大変なんですよ、これが。なにはともあれ、当サーバのOSをVine 4.2からVine 6.1へアップデートしました。七転八倒、七転八起、なかなかの大作RPGでした。細かいことはrita.karing.jpに関する技術情報 486機でVine Linux 6.1 を見てもらうとして、まぁ、笑っていただければ幸いです。

これで、とりあえずの一段落なのですが、実はこれからが10年分の整理整頓の本番で、いろいろ目白押しの予定です。今は束の間の安らぎに沈ませてください。



rita.karing.jp since 2003-02-01