マルチメディアに弱いVineに、DVD-Videoを作成するための各ソフトをインス
トールする手順をちょっとだけ。ここでは基本的に最小構成を目指していますが、マルチメディアで本格的にバリバリやりたい人はVineを選ばない方がいい
と思います。とにもかくにも、インストールするソフトは、mjpegtools、ffmpeg、transcode、dvdauthorです。
元の環境は、Vine 3.1のフルインストールからapt-getでアップデートした状態です。マルチメディアソフト、野良rpmを各種入れるので、できるだけsrc.rpmからリビルドします。
まずは、必要で、かつaptでインストール可能なものをインストールします。()内のものは、aptが勝手にインストールしてくれます。
XFree86-devel
SDL-devel
libpng-devel
(zlib-devel)
libjpeg-devel
libxml2-devel
glib-devel
gtk+-devel
nasm
dvd+rw-tools
libdvdreadとlibdvdcssは、Vineにないので、適当なsrc.rpmを持ってきてビルドします。私は、Fedoraのヤツを適当にビルドして入れました。以下のsrc.rpmでは単にrpm -iとrpm -bbだけで、追加の操作は不要でした。
libdvdread-0.9.4-fr3.src.rpm
libdvdcss-1.2.8-2.fr.src.rpm
双方とも、一緒にdevelパッケージもできるので、それらも全部インストールします。
また、なくても大丈夫かもしれませんが、mp3のためにlame、divxのためにdivx4linuxをインストールすることをお薦めします。lame
はどこかに落ちているものを適当にインストールしてください。lameもsrc.rpmからインストールしたいところですが、gcc
3.xではコンパイルできないとか言われたので、私は出来合いのバイナリを適当に入れました。
divx4linuxは、
http://www.divx.com/divx/linux/からdivx4linux-20030428.tar.gzをダウンロードしてrpmを作ります。divx4linux-20030428.tar.gzを任意のRPM_SOURCE_DIR(Vine 3.1のデフォルトは、~/rpm/SOURCE)に置いて、
divx4linux.specで、rpmファイルを作ります。
rpm -bb divx4linux.spec
divx4linux-20030428は、libstdc++.2.xに依存しているので、Vine
3.1では、libstdc++2_10-compat(libstdc++2_10)をaptでインストールしてから、divx4linux-
20030428のrpmをインストールしてください。
これで、準備はおしまいです。あとのrpmのビルドは単純作業です。注意点は、transcodeのビルドの前にmjpegtoolsとffmpegをインストールすることぐらいです。
mjpegtools、ffmpeg、transcode、dvdauthor、すべて、tarballの中にspecファイルが含まれているようなので、それでrpmを作ります。
まずは、
mjpegtools、ここでは、
1.6.2を使っています。mjpegtools-1.6.2.tar.gzを任意のRPM_SOURCE_DIR(Vine
3.1のデフォルトは、~/rpm/SOURCE)に置いて、別に解凍したツリーの中にあるmjpegtools.specでビルドします。
rpm -ba mjpegtools-1.6.2/mjpegtools.spec
でき上がったら、suしてインストールしてください。
ffmpeg(0.4.9-pre1)、
transcode(0.6.12)、
dvdauthor(0.6.10)もまったく同様です。